新型コロナウィルス

一瞬で驚いた!

共同通信で、報道された新型コロナウィルス肺炎の患者さんへエイズ薬投与後に症状が改善との報道でしたね。

タイの医師二人が使用した薬剤は

  • インフルエンザ治療薬の「タミフル(一般名オセルタミビル)」
  • 抗エイズ薬の「リトナビル」など

とのこですね。
治療に使われた抗インフルエンザ薬や抗HIV(エイズ)薬は

それぞれインフルエンザウイルスやエイズウイルスの特定のたんぱく質を標的にしているとのことです。

医療従事者の私は使用した薬について気になり調べました。

ここでは

  • インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)と抗HIV薬(プロテアーゼ阻害薬について
  • インフルエンザの治療薬と抗エイズ薬についての報道
  • ネットの反応

について説明をします。

共同通信社は、以下に報じました。

国立国際医療研究センターは6日、国内で新型コロナウイルスの感染が確認された中国人に

エイズ治療薬を投与したところ、症状に改善傾向がみられたことを明らかにした。

©一般社団法人共同通信社
共同通信社

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抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)と抗HIV薬(プロテアーゼ阻害薬)

タイ保健省での会見の医師2人によると

使用した薬剤は

  • インフルエンザ治療薬の「タミフル(一般名オセルタミビル)」
  • 抗エイズ薬の「リトナビル」など

とのこですね。

日経メディカルの公式サイトでは抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)と抗HIV薬(プロテアーゼ阻害薬について

説明されているので紹介します。

抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬

薬の解説:

薬の効果と作用機序:

インフルエンザウイルスの増殖を抑えることで、インフルエンザ感染症の治療や予防に使われる薬

インフルエンザ感染症はインフルエンザウイルスが原因となり高熱や関節痛などを引き起こす

インフルエンザウイルスは細胞内へ侵入後、新たなウイルスが作られ細胞外へ放出される過程を繰り返すことで増殖する

本剤はインフルエンザウイルスに感染した細胞からのウイルス放出を阻害しウイルスの増殖(体内での拡散)を抑える作用をあらわす

薬剤によって内服薬、吸入薬(外用薬)、注射薬と分かれる

それぞれの薬剤に合わせた適切な使用方法などの理解が必要となる

詳しい薬理作用:

インフルエンザ感染症はインフルエンザウイルスが原因となり、高熱、関節や筋肉の痛みなどが引き起こされる感染症。

インフルエンザウイルスは細胞内に侵入した後、自らが保有するRNAという遺伝情報を細胞内へ放出し新たなウイルスを作り出すために必要な遺伝子やタンパク質を合成し

その後、新たなウイルスが作られ細胞の外へ放出される。これを繰り返すことでインフルエンザウイルスの増殖・拡散が行われる。

新たに作られたインフルエンザウイルスが細胞表面から放出される際にノイラミニダーゼという酵素が必要となる。

本剤はノイラミニダーゼ阻害作用によりウイルスを細胞表面に留まらせ、細胞からのインフルエンザウイルスの遊離を抑えることで、ウイルスの増殖(体内での拡散)を抑える作用をあらわす。

なお、本剤は薬剤によって、内服薬、吸入薬(外用薬)、注射薬と剤形が分かれるため、それぞれの薬剤に合わせた適切な使用方法などの理解が必要となる。

日経メディカルより引用
日経メディカル・抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)の解説



抗HIV薬(プロテアーゼ阻害薬

薬の解説:

薬の効果と作用機序:

プロテアーゼという酵素を阻害し、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の体内での感染拡大を抑える薬

HIVはリンパ球などに感染し、免疫系を徐々に破壊することでHIV感染症を引き起こす

HIVは標的となる細胞に感染しウイルス粒子を産生することで増殖していくが

ウイルス粒子産生に必要な機能タンパク質を作るためにはプロテアーゼという酵素などが必要となる

本剤はプロテアーゼを阻害しウイルス粒子の産生を抑える作用をあらわす

本剤は他の抗HIV薬と併用し多剤併用療法に用いる

詳しい薬理作用

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、免疫の中心的な役割を担うリンパ球(主にCD4というタンパク質を発現しているリンパ球)やマクロファージに感染し

免疫系を徐々に破壊することでHIV感染症を引き起こす。

HIV感染症の治療は一般的に、抗HIV薬を複数の種類(複数の成分)併用した強力な多剤併用療法(ART)を行う

(なお、ARTは、HIVを抑制する効果がより強力な「キードラッグ」と呼ばれる薬とキードラッグを補い

ウイルス抑制効果を高める「バックボーン」と呼ばれる薬を組み合わせて実施することが一般的だが

近年では「キードラッグ」を2剤(2成分)組み合わせて行う方法なども治療の選択肢となっている)。

抗HIV薬はその作用機序により、NRTI(核酸系逆転写酵素阻害薬)、NNRTI(非核酸系逆転転写酵素阻害薬)

PI(プロテアーゼ阻害薬)、INSTI(インテグラーゼ阻害薬)などに分かれる。

HIVは標的細胞に吸着し細胞内に侵入した後、いくつかの工程を経て自身の遺伝子を宿主の染色体に組み込み感染を成立させる。

その後、ウイルス粒子に必要な複合タンパク質が合成されるが、この複合タンパク質が機能するタンパク質になるにはプロテアーゼという酵素によって切断される必要がある。

本剤はプロテアーゼを阻害し、機能タンパク質の産生を抑える作用をあらわす。

これによりウイルス粒子の組み立てが阻害され感染性ウイルス粒子を産生させないため、感染拡大が阻止される。

日経メディカル・プロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)の解説より引用
日経メディカル・プロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)の解説



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インフルエンザの治療薬と抗エイズ薬についての報道

タイ保健省での会見の医師2人によると

使用した薬剤は

  • インフルエンザ治療薬の「タミフル(一般名オセルタミビル)」
  • 抗エイズ薬の「リトナビル」など

とのこですね。

治療に使われた抗インフルエンザ薬や抗HIV(エイズ)薬は

それぞれインフルエンザウイルスやエイズウイルスの特定のたんぱく質を標的にしているとのこと。

朝日新聞は以下に報じました。

タイ保健省は2日、記者会見し、世界で感染拡大を続けている新型コロナウイルスの病状の改善方法を確認した、と発表した。

 タイ英字紙などによると、中国の武漢市からタイに観光で訪れていた70代の中国人女性が
重度の新型肺炎の症状を見せたため入院した。

治療にあたった医師がインフルエンザ治療薬と、HIV(エイズウイルス)治療薬を混ぜて使ったところ、48時間以内に陰性になったという。

 会見した医師2人は、使ったのは、インフルエンザ治療薬の「タミフル(一般名オセルタミビル)」と、抗エイズ薬の「リトナビル」などと説明。

「これは治療法ではないが、患者の症状は大いに改善した」「12時間後にはベッドに座ることが出来た」と話した。現在、治療の根拠についての研究結果を待っているという。(今村優莉)

 治療に使われた抗インフルエンザ薬や抗HIV(エイズ)薬は、それぞれインフルエンザウイルスやエイズウイルスの特定のたんぱく質を標的にしている。

似たたんぱく質が新型コロナウイルスにある可能性もあるが、今のところ不明だ。

朝日新聞より引用
インフルとHIV薬混ぜ「新型肺炎が改善」タイ政府



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産経新聞の報道

産経新聞は、2月4日にタイ保健省の発表を報道していました。

タイ保健省は4日までに、新型コロナウイルスによる肺炎の治療で、抗エイズウイルス(HIV)薬とインフルエンザ薬を投与したところ、症状が改善したと発表した。

 地元紙バンコク・ポストなどによると、タイ国内で医師が、新型肺炎の症状があった中国・武漢から訪れた中国人女性(71)に対し、中国・インフルエンザ治療薬の「オセルタミビル」(タミフル)と、抗エイズ薬の「リトナビル」「ロピナビル」を投与した。女性は深刻な症状だったが、投与後48時間以内に陰性になったという。ただ、安全性や有効性を判断するにはさらなる臨床試験が必要だとしている。

 抗HIV薬については新型肺炎への有効性が指摘されており、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国当局も既に治療に使用している。

産経新聞より引用
【新型肺炎】「インフル薬」+「抗エイズ薬」で回復 タイで患者に投与

こちらは、産経新聞のツイート



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日本テレビ・スッキリの報道

2020/02/04 日本テレビ 【スッキリ】では以下に報じてます。

新型コロナ・海外研究…治療薬は・インフルとエイズ治療薬

タイ保健当局は「エイズとインフルエンザの治療薬を投与後、症状が回復」と発表。

ただし患者により効果に違いがありまだ一般的な治療法ではない。

先月24日、英国医学誌「ランセット」は論文で「エイズとインフルエンザの治療薬を投与での効果の可能性」を掲載している。

また、中国科学院上海薬物研究所は「漢方薬を使った研究で新型コロナウイルスの抑制に効果」と発表。

今後、臨床研究で確認を進める。



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ネットの反応

これで、世界に拡大した新型コロナウィルス肺炎は収束の方向へ向かうのかもしれません。

一般的に、エイズ薬を投与と新型コロナウィルス肺炎の症状改善には

想像がつきませんね。



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まとめ

ここでは

  • インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)と抗HIV薬(プロテアーゼ阻害薬について
  • インフルエンザの治療薬と抗エイズ薬についての報道
  • ネットの反応

について説明をしました。

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