寝かせ玄米4日目画像

玄米はどこかパサパサした食感があり、食べた後は胃がもたれたりしてちょっと苦手ではありませんか?
しかし玄米を圧力鍋で炊いてから保温ジャーで4日から6日間入れておく「寝かせ玄米」は、お赤飯のようなもともちした食感です。
また胃腸の負担がないので、初めて食べても美味しく食べられとても人気なんです。

ここでは「ヘイワPC-60A」の内鍋付きの圧力鍋で炊く、寝かせ玄米を作る方法を紹介します。
忙しい日常の中で簡単に、材料と水の分量は目分量で炊く方法と、余ってしまった時の保存方法を私の体験をもとにお伝えしますね。

1升の寝かせ玄米は4日から5日で食べきるまで、保温ジャーの中で発酵させるやり方なので毎日炊く必要はありません。
作り方の手順は、私が写真を撮影したものと説明文をつけています。

この方法は料理専門家から教えて頂き、その後は火加減を試行錯誤して簡単に炊きあがるよう工夫したので、10数年間ほぼ毎日食べ続けているんですよ。



内鍋付きの圧力鍋を使う寝かせ玄米の作り方!準備品と注意点

最近では電子ジャーや土鍋で寝かせ玄米を炊く方法がありますねが、圧力鍋のもちもちの食感は絶品だと思っています。
あくまで個人的な好みです (*^^*)

それでは、準備品と注意点を説明しますよ。

材料と水の分量は?

寝かせ玄米を炊くには、水の分量によって食感が変わりすね。
玄米1升のに対する材料と水の分量は以下になります。

玄米 : 1升(70g)
小豆 : 87g
天然塩 : 10g
内鍋の水 : 300ml
本体の水 : 1500ml


上記は正確な分量です。
ですが、私が以下に紹介する分量は、いちいち水の分量は計測せずに目分量になってます。
 
☆ 寝かせ玄米の6合以下で炊く方法はこちらの記事を参照してくださいね。

関連記事:寝かせ玄米を6合以下でヘイワ圧力鍋で炊く分量は?人気のレシピも紹介

圧力鍋は内鍋付きの「ヘイワPC-60A」を使用します。

他の圧力鍋と違って熱伝導に優れたアルミの内鍋があります。
こちらはAmazonで購入できます。

↓圧力鍋です。

ヘイワ圧力鍋PC-60A画像

 

☆ 圧力鍋のメンテナンスについては、こちらを参照してくださいね。

関連記事:
寝かせ玄米の圧力鍋のメンテナンスまとめ!掃除は簡単?横から漏れたときの対応は?

 

保温ジャーは「象印のTHA-C40A-MK]大きな2升炊きの業務用です。

2升炊きで大きいので、狭いキッチンでは置くところに困ることがデメリットです。
こちらもAmazonで購入できます。
 

↓保温ジャーです。

2升入る保温ジャー画像

 

玄米はもみや黒くなったもの、緑っぽいものは取り除く

玄米は、緑色がかかっていたり、籾(もみ)がついたものや黒くなったもの、緑っぽい玄米はできるけ取り除きます。

↓目についただけ拾ってくださいね。(ピンセットで拾うといいです。)
玄米くず画像

玄米9:黒米1を混ぜてもおいしい

この頃の私は、玄米9:黒米1の割合で混ぜて炊くこともあります。
こちらも美味しいですね。

天然塩は「海の精」を使う

天然塩「海の精」は海の精がおすすめです。
大型スーパーやAmazon、楽天で購入できます。
↓海の精はミネラルたっぷりの天然塩です。

天然塩 海の精 画像

天然塩を入れ忘れたら?

滅多にないですが最初の頃は天然塩を入れ忘れて炊いてしまいました。
ですが保温ジャーにいれて2日たっても普通に食べれましたが、その後は冷凍保存をしました。
塩が入らないと腐りやすいとも言われていますからね。

小豆は小粒のものを使う

小豆は、小さな粒の小豆を使用します。
スーパーで購入できます。
また、黒豆を使用したことがありますが問題なく炊けます。
↓北海道産の小粒な小豆です。

北海道産 小豆 小粒画像

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内鍋付き圧力鍋の炊き方の手順

① 玄米一升と、小豆を入れてから直に水道水で洗わないで、浄水器にかけた流水で洗います。
小豆の量は180cc~200ccのコップ半分の量を目安としてください。
↓多少、小豆が多くなっても大丈夫です。

小豆をコップで計量する画像

②圧力鍋の中釜に洗った①をいれて、9分目まで水で浸します。
そして天然塩を小さじ中盛りにしますが、ティースプーンなら2杯分が目安です。
↓塩の量はこんな位です。

天然塩スプーンで計量画像

 

③泡立て器で右回りにゆっくりめに3分かき回す。泡立て器は垂直にたてて、ゆっくりゆっくり3分まわします。
(泡立て器は、他の料理の時に使わないように「寝かせ玄米専用」にしてくださいね。)

玄米右かき回し画像

④圧力鍋に300ccの水をいれてから②をセットする。

⑤大きい火力側のガズコンロにかける。火力は8割くらいのメモリの強火で25分でタイマーセットする。

20分くらいすると圧力鍋の錘が勢いよく回り出します。

そうているうちに、錘が徐々に静かに弱くなるのがほぼ25分ですが、2分くらい前後しても大丈夫です。

↓コンロの火力調節のメモリがないときは、大体8割のところに合わせます。
コンロの火力8割画像

⑥ 錘が静かになって動かなくなってきたら、弱火2割くらいのメモリにして15分タイマーセット。

↓2割くらいが、3割か1割になっても問題はありませんよ。
コンロ火力2割画像

⑦ 15分したら、火を止める。その後、20分タイマーセットする。

⑧ 20分タイマーがなったら、保温ジャーの電源をいれて保温ジャーの中を温める。

⑨ 残り30分をタイマーセットしておき、タイマーがなったら保温ジャーへ炊けた玄米を移す。

しゃもじは雑菌が入らないように、プラスティック製を使用します。

そして毎日1回は天地返しをするのですが、忘れても焦げることもありません。

炊きあがりの寝かせ玄米と4日後の寝かせ玄米の比較

こちらは、炊きたての寝かせ玄米で色は白っぽいです。

↓内釜の玄米と小豆を入れた時の水を9割に多くしたので、もっちもちです。

炊きたて寝かせ玄米画像

↓こちらが、4日目の寝かせ玄米で発酵がすすんでいるので赤みのある色です。美味しいですよ~(^O^)

寝かせ玄米4日目画像

寝かせ玄米は4日から6日で食べ終えます。

友達に寝かせ玄米をおにぎりにして食べて頂いたら、とても喜ばれました。

1週間たつとコチコチになってしまい食べづらいので、5日から6日目に残ったものは冷凍保存します。

冷凍保存したあとの寝かせ玄米は、雑炊が一番美味しいです。

寝かせ玄米にお湯を入れて鍋にかけて煮立ててお粥状にしてもシンプルで召し上がれます。

また、肉を入れずに野菜だけのチャーハンにしてもいいですね。

↓野菜をたっぷり入れて、ごまをふりかけた雑炊です。
寝かせ玄米雑炊画像

おわりに

私が毎日行っている、寝かせ玄米を内鍋付きの圧力鍋「ヘイワPC-60A」で作る方法をご紹介しました。
やってみると、タイマーをかけながら他の家事を合間にできますし慣れてしまえば簡単にできますので、お試しくださいね。
また、内鍋のない圧力鍋でも寝かせ玄米を炊くことができますのでご紹介しますね。
私の場合は、内鍋のない圧力鍋を使用するときには、玄米1合につき、酒1mlを目安にいれて、旨味や甘みを出すことがありますので、こちらもお試しくださいね。

内鍋のない圧力鍋で炊く場合は?

私は、普段は内鍋つきの「ヘイワPC-60A」を使用していますが、内鍋のない圧力鍋でも炊くことができます。
その場合は、6合~7合を目安に炊いて、水加減は玄米1合に対して、水が1.3~1.4倍が目安となりますね。
しかし、圧力鍋の種類によって炊きあがりに差がありますので、水加減や加圧加減は調整してみてくださいね。
炊き方は、圧力鍋の炊き方の手順の天然塩を入れてかき混ぜるところまで同じです。
火加減は、鍋を火にかけて圧力がかかったサインがでたら、弱火にして20分加圧します。
そして、最後に20秒ほど強火にして火を止めます。
その後はそのままにして圧力鍋の圧が自然に抜けるまで蒸らせば出来上がりです。

私が使っている内鍋のない圧力鍋です。
内鍋のない圧力鍋

私がこの圧力鍋で作るときは、玄米と小豆に加えて、きのこやたけのこなどの旬のものをいれたご飯にするときに使います。

圧力鍋で炊く寝かせ玄米を炊いて、美味しく楽しい食卓にしましょうね(^O^)/