【人生会議】ポスター炎上の問題まとめ!厚生省の見解と11月30日の人生会議意味は?ツイッターの反響の声

人生会議ポスター

厚生省は、人生の最終段階でどんな医療やケアを受けたいか望みを家族と語り合っておくことに「人生会議」と名付け
吉本興業の小籔千豊(こやぶかずとよ)さんが、酸素吸入をしながらモデルとなり、PRのために作ったポスターが患者や遺族から猛反発を受けています。
また、ツイッターではポスターについて賛否両論の意見が飛び交っていますね。

2018年11月30日を(いい看取り・看取られ)は人生会議の日として、人生の最終段階における医療・ケアについて
本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組み、「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」について、愛称を「人生会議」に決定しました。
愛称募集は8月13日から9月14日に実施したもので、応募総数1,073件の中から、愛称選定委員会により選定されたのす。

ここでは

  • 人生会議のポスター炎上の問題
  • 厚生省の見解と11月30日の人生会議とはなにか
  • ツイッターの反響の声

をお伝えします。



こちらは、日テレニュースのポスター契約価格「高い」を報じるツイート

ANN NEWSNチャンネルの「人生会議」ポスターに批判殺到で“発送中止”(19/11/27)の動画。



人生会議のポスター炎上の問題とは

ここでは、人生会議のポスターが炎上した問題についてお伝えします。

ポスターは誰に向けてのポスターなのか?対象が不適切

厚生省が各自治体に配布する予定のポスターは
がんを告知され、そのステージから一定の覚悟もできている患者とその家族の姿を描いたものではなく
そうした現場を間近になっていない、一般の人たちに対してのものです。

ただ、いくら自治体に配布されても、患者さんの家族はどこかで見るかもしれません。
私も、乳がんの経験と看護師ですが
小籔さんの表情のポスターには嫌気を感じた一人です。
がんを経験した方は少なからず、死の恐怖も体験していることでしょう。
でも、今考えると小籔さんによって、人生会議にたいしての意義を知る方々も出るほどの話題性がでたので良かったのかもしれません。

従来のような当たり障りのないポスターデザインでは
人生会議についての話題にも人の目にもあまり気にとめなかったのかもしれせん。

「スマイリー」代表の厚生省への抗議文

公表されている抗議文によれば、「『がん=死』を連想させるようなデザインだけでもナンセンスだと思います」としたうえで、「これを目にする治療に苦慮する患者さんや残された時間がそう長くないと感じている患者さんの気持ちを考えましたか?そしてもっと患者と話をすれば良かったと深い悲しみにあるご遺族のお気持ちを考えましたか?」「医療の啓発をするのにその当事者や患者の心情を配慮しないなんてことがあってはならないと強い憤りを感じています」と、このポスターの表現について強く再考を求めています。
して厚生労働省が再考をした結果、このポスターを使わないことに決めたというのが、現時点における最新のニュースです。

ポスターをどこへ貼るのか?

最初のきっかけは、11月25日にがん患者やその家族への支援を行っている団体「スマイリー」の代表が、厚生労働省に抗議の文書を送付したことのようです。

がん患者の支援団体は、このようなポスターが病院に貼られることを危惧しています。

百年コンサルティング代表 鈴木貴博は、以下のようにPR活動でのポスターについての許容範囲と
看取るときの病室には笑い声もあてもよいと述べています。

私もこのポスターを病院、特に入院病棟に貼るのは配慮が足らない行為だと思います。

しかし、かかりつけの医院や、市役所、一般の職場に貼るのであれば、許容すべきPR活動だとも思います。

しかし、「笑いからすぐに不謹慎さを連想するような抗議」が相次いでいる現状は、社会にとっても闘病者にとってもマイナスだとしか、私には思えません。
病気や人生の困難を乗り越えるために笑いは実に有効なものであり、かつ、たくさんのお笑い芸人さんがボランティアとして、そうした人たちを励ます活動をしていることも知られています。私は笑い声が絶えない病室のほうが、他の患者さんや家族の気持ちを考えて笑ってはいけない病室よりも、好ましく感じます。

 おそらく、厚労省が犯した最大のミスは、「患者や遺族を傷つける内容である」という抗議を受け入れ、ポスターの回収を判断した結果、現場に「お笑い禁止」のムードを広めてしまった、ということではないでしょうか。

患者さんもみならず、死に向き合って闘っている家族も目にふれそうなので
デザインには十分に考えて配慮して欲しいですね。

人生会議小籔ポスター

参考サイト:
DIAMOND onlineより引用
「人生会議」PRポスター騒動で、厚労省が気づかない本当の失敗・2019.11.29 5:40



全国がん患者団体連合会/日本緩和医療学会が厚生省へ意見書を提出

全国がん患者団体連合会/日本緩和医療学会「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)の普及啓発に関する意見書」を11月29日に厚生省へ提出しました。
以下は、その意見書です。

「人生会議」とは「もしものときのために、本人が望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のこと」(厚生労働省ホームページより)とされており、いわゆる「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」のことを指すとされています。
ACPの取り組みと普及が必要であり、その啓発も重要であることは言うまでもありませんが、ACPの内容は「市民」と「生命の危機に直面している人々やその家族、または遺族」とでそれぞれ異なる場合があります。
今後、国民への啓発活動を展開する際には、その対象と目的を明確にした上で、当事者や専門の医療者への意見を求める機会を設けるよう、全国がん患者団体連合会と日本緩和医療学会は共同で意見書「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)の普及啓発に関する意見書」を本日、厚生労働省に送付しましたので、ここにご報告いたします。

こちらは、全国がん患者団体連合会と日本緩和医療学会の共同で意見書「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)の普及啓発に関する意見書」を厚生労働省に送付いたしことを報告するツイート。

厚生省が吉本興業へポスター委託した金額が高額

立憲民主党 愛知県選出の参議院議員の田島まいこ氏のツイート。
ポスターの予算が高額だと指摘。
厚労省が吉本興業に一括委託するために計上した予算は何と4070万円。これも全て国民の税金です。印刷済みの大量のポスターをこれからどうするのか。

そして、デザインや制作には厚生省との念入りな打ち合わせや十分な実態調査などしてから作られたのか?と疑問の声があります。

ACP」=「人生会議」という愛称を決める選定委員会の委員会をしていた人も、厚生省のポスター委託のあり方に疑問を抱いたようです。

それなのに、いざアウトプットの段階になって、審議会や選定委員会をしていた昨年までの厚労省の担当者が異動してしまったこともあるのか
これまで議論してきた委員誰にも何も知らされないまま、「人生会議」という愛称だけを捉えて普及啓発を吉本興業に事業委託してポスターができてしまったようです。

ACP」=「人生会議」という愛称を決める選定委員会の委員をしていました。その立場からの意見のツイート



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厚生省の見解

厚生省ホームページ

厚生省は、人生会議の普及のポスターについての見解と
患者団体の方々等から、患者や遺族を傷つける内容の意見についての見解を以下のようにホームページで說明しています。

人生会議の普及・啓発について

令和元年11月26日
厚生労働省医政局

 この度、「人生会議」の普及・啓発のため、PRポスターを公開したところですが
患者団体の方々等から、患者や遺族を傷つける内容であるといったご意見を頂戴しております。
 厚生労働省としましては、こうしたご意見を真摯に受け止め、掲載を停止させていただき、改めて、普及・啓発の進め方を検討させていただきます。

厚生省ホームページより引用
「人生会議」してみませんか



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11月30日の人生会議の意味

そもそもポスターは、11月30日(いい看取り・看取られ)は人生会議の日として
人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」※の普及・啓発の ため、タレントの小籔千豊さんを起用したPRポスターおよびPR動画を作成したのです。
ポスターは各自治体へ配布される予定だったようです。
また、ACPについては、病院や地域包括ケアでも啓蒙活動をかねてからされています。

こちらは、厚生省のHPでACP人生会議の詳細を說明しています。

「人生会議」とは、アドバンス・ケア・ プランニング(Advance Care Planning)の愛称です。
アドバンス・ケア・プランニングとは、あなたの大切にしていることや望み、どのような医療やケアを望んでいるかについて、自ら考え、また、あなたの信頼する人たちと話し合うことを言います。

あなたの希望や価値観は、あなたの望む生活や医療・ケアを受けるためにとても重要な役割を果たします。

誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。
命の危険が迫った状態になると約70%の方が、これからの医療やケアなどについて自分で決めたり、人に伝えたりすることができなくなるといわれています。
もしも、あなたがそのような状況になった時、家族などあなたの信頼できる人が「あなたなら、たぶん、こう考えるだろう」とあなたの気持ちを想像しながら、医療・ケアチームと医療やケアについて話合いをすることになります。
その場合にも、あなたの信頼できる人が、あなたの価値観や気持ちをよく知っていることが、重要な助けとなるのです。

全ての人が、人生会議をしなくてはならないというわけでは、決してありません。
あくまで、個人の主体的な行いによって考え、進めるものです。知りたくない、考えたくない方への十分な配慮が必要です。

一方で、人生会議を重ねることで、あなたが自分の気持ちを話せなくなった「もしものとき」には、あなたの心の声を伝えることができるかけがえのないものになり、そして また、あなたの大切な人の心のご負担を軽くするでしょう。

こちらは、厚生省のACP 人生会議についてのPDFです。
ACP人生会議

人生会議PDF
厚生省のHPの案内
(厚生省のACPより画像を一部抜粋)

厚生省人生会議のPDFでは、会議の進め方のプロセスについて說明がされています。
人生会議

こちらは、久米隼人@厚労省のツイート。
あくまで個人的見解。

こちらは、オレンジホームケアクリニックの「人生会議」の動画です。

亀田総合病院地域医療学講座 の蔵本浩一「あなたは人生の最期をどう生きたいですか: もしもを考え、話し合い、理解し合うためのアドバンス・ケア・プランニング」(CCI14)の動画

【一緒に考えませんか?】第9話「人生会議って何?」の動画で地域包括システムをしらない人に向けた動画。
BGMの選択も、本人や家族が気持ちの負担にならないように配慮されているのでしょう。

ちなみに、ポスターのモデルだった小籔さんは、お母様を悪性リンパ種で亡くされている経験もあって仕事を受けたと思のでしょう。
NAVERまとめでは、小籔さんのお母さまのエピソードが説明されています。

「それでオトンに電話掛けたら、『うん、そやねん。1月7日に入院する。2週間後に死ぬかもしれん』くらいのことを言われてたらしいんです。それから1年半くらい生かしていただいたんですけれども」

「僕は20歳くらいのとき、1人で生きているような気がしてましたし、親に感謝したこともありませんでした。親孝行って言葉も、山ほど聞いたことはあったんですが、一切、してなかったな、とそのとき気づいたんです。母親のことを大事だなんって思ったこともないし、ましてどちらかと言えば、ちょっと嫌いな存在やったんですけども…母親が死ぬかも分からへんってことになって、『あ、ヤバイ』と思いまして。これ2週間後に死ぬかもしれへん。俺、今まで何もしてこなかったな、ということをもの凄い後悔したんです」

「ですから、みなさんはそういう風にならないでいただきたい。僕も、漫画とか映画とか本とか、親孝行をするって話を読んでも、『なんの話ですか』と思うようなこともありました。居酒屋行って、よそのオッチャンに『お前、親孝行せェよ』と言われても、『はいはいはい』って言って。『(親孝行)やりたなっても、親は死ぬからな』って言われても、『はい、分かってます』って言うてたのに、してなかった」

NAVERまとめより引用
徹子も号泣・小籔千豊「亡き母への想い」



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ツイッターの反響の声

ツイッターでは、ポスターのデザインを変更したらいいいのでは?という意見や
どうして、厚生省がポスター制作に吉本興業へ委託したのかという声もあります。



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まとめ

  • 人生会議のポスター炎上で厚生省の問題は?
  • 厚生省の見解と11月30日の人生会議とはなにか
  • ツイッターの反響の声

をお伝えしました。



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