
アボカドは華やかな盛り付けで料理を引き立たせれることができます。
そもそもアボカドは、栄養価抜群の健康効果や美肌効果があるとメディアで取り上げられて、四季に関係なくスーパーで購入できる食材です。
アレンジ料理としてアボカドの切り方を知っておくと、見た目の楽しさで家族に喜ばれ、ちょっとしたおもてなしになりますね。
ただ、実際に作ってみると、アボカドの熟し加減や数ミリのカット幅で実が崩れた経験はありませんか?
アボカドをいろんな形にアレンジするには、アボカドの素材選びもポイントです!
ここでは、アボカドの切り方、ローズとはーと、それにピーラーで剥くシェイブドアボカドや角切り方法について説明しますね。
尚、写真と動画は実際に私が料理したものを使用しています。
目次
アボカドの基本の切り方とは?
アボカドは実に大きな硬い種がある食材です。
慣れないうちは、種を取るのが難しかったり、皮がきれいに向けなかった、素材選びを間違えてカットしたときに実が崩れてしまう・・ということがあります。
完熟したアボカドは、未熟なアボカドより種も比較的簡単に取れますので、まずは完熟したアボカドで慣れていくことです。
アボカドの種のとり方とは?
アボカドの種のとり方について説明します。
① 縦半分に種に沿ってぐるっと切りこみを入れる。
② 実を両手で持って、ねじるようにして半分に外す。
③ 種に包丁の持ち手側の角を突き立てて、ぐりぐりと包丁を回して種をとる。
アボカドの皮をむく方法
アボカドを皮をむく方法は2つあります。
- 手を使って剥く方法
- スプーンを使ってくり抜く方法
完熟したアボカドは、皮を引っ張ってやぶりながら簡単にむけますね。
ディップやソース状、細かく刻んだりするときにはこの方法がおすすめですよ。
アボカドの飾りを作るための基本
アボカド「ローズ」「ハート」「シェイブド」の飾りを作るには、なんといってもアボカドの実の硬さ状態が大切なポイントです。
「ローズ」「ハート」皮が緑から黒色になった食べごろのアボカドが最適で、「シェイブド」は皮が緑の部分が多い未熟のアボカドが剥きやすいです。
また、「ローズ」と「ハート」を作るには、包丁よりもペティーナイフを使うと切りやすいですね。
今回使用した、切れ味がいいペティーナイフです。(よく研いであります。)
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ここでは、アボカド飾りを作るための素材とやり方について説明をしますね。
アボカドの飾りを作るためのアボカドの硬さとは?
「ローズ」「ハート」の場合はかたすぎるアボカドはきれいに湾曲せずに割れてしまいます。
また、スライスしたアボカド同士が結着しません。
逆に、柔らかすぎると薄くスライスできず、ぐにょぐにょと不格好な仕上がりになってしまいます。
これは、「ローズ」「ハート」「シェイブド」で言えます。
そもそも、アボカドは固い皮に包まれており、外からでは食べごろかどうかは、切ってみないと分かりづらいのが特徴です。
なので、アボカドの皮がグリーンの部分が1/3~1/4くらい残っているくらいの全体に黒いものを使います。
また、皮もツヤがあってボコボコしており、大きな凹みのないものがいいですね。
あと、ヘタが取れていたり、取れたヘタの下が茶色であったりカビが生えているものは選ばないでくださいね。
また、切った時にアボカドの実が全体に薄い緑で、細かな茶色のスジが少しあるくらいで、大きな茶色の斑点がない状態であることが条件ですね。
POINT
アボカドの皮がグリーンが1/3~1/4残っているうちの黒いもので、食べごろになったばかりのアボカドを使う。
ヘタは取れていないものを使う。
アボカドを切ったときに、アボカドの実が全体に薄い緑で、細かな茶色のスジが少しあるくらいのものを使う。
アボカドの飾りの基本は3mmのスライス
アボカドの飾りをつくるには、3mmの厚さのスライスが基本です。
2つに切って種をとり、皮をぬいて実が崩れないように丁寧にカット面を下にして置いてスライスします。
実が崩れてしまえば、ディップやソース状に使うようにします。
そもそも、お好みの厚さにスライスすれば、サンドウィッチの具にしたり、刺し身醤油で食べたりと使いやすい切り方ですね。
アボカドをスライスしてローズに飾る
インスタ映えで話題になったアボカドローズ。
アボカドローズは1/2個で1つのバラを作れます。
薄ければ薄いほど、花びらの数が増えてよりゴージャスに演出できます!
トマトの赤、チーズの白と組み合わせて見た目が華やかで、食感もとても美味しいサラダになりますね。
また、アボカドローズの中心部分をレモンの薄いスライスやチーズを小さく切ったものを入れるとかわいいですね。
アボカドローズのサラダブーケ✿
ちょと、熟しすぎているので茶色の部分が多いのですが、美味しく食べられました。
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大きめのアボカドローズの作り方
作り方の手順を説明しますね。
① アボカドを半分に切り、手で皮をきれいにむく。
② 皮をむいたら、アボカドを横にして置く。
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③ 3㎜幅にスライスする。ゆっくり丁寧に、下までしっかり切り込みをいれる。
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④ 薄く切ったアボカドをそっと縦にスライドさせ、長くのばして、アーチ状にする。
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⑤ 端から丸め、花をつくるようにゆっくり巻いていく。(右利きの人は右から、左利きの人は左から巻くとやりやすいです。)
⑥ 隙間を作らないよう、片方の手で押さえながら形を整える。
⑦ 巻き終わったら、花びらを外側に軽く広げる。
初心者におすすめの小さいアボカドローズの作り方
小さめのサイズで作るときは1/2個で2つのバラを作ります。
アボカドを2等分にし、手で皮をむき、大きめのアボカドローズを作る方法と同じです。
スライスしてからアーチを作るように伸ばしていき、内側にクルクルと巻きつけていきます。
下から包丁を入れてお皿に盛り付け出来上がり。
アボカドをスライスしてハートに飾る
アボカドハートはアボカドローズに比べて、アボカドの1/3量でできます。
サラダの飾り付けは勿論、トーストのトッピングや、ワンプレートのご飯のワンポイントの飾りに使えますね。
アボカドハートの作り方
① アボカドの皮を手で丁寧に皮をむく。
② アボカド1/2個を3等分に切る。
③ 真ん中のアボカドを3㎜幅にスライスする。
(残った両端のアボカドはディップし、塩・こしょう・レモン汁等で味付けする。)
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④ スライスしたアボカドを2等分にし、やさしく上下にスライドさせる。
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⑤ 湾曲させながらハート形を作り、先端をつまみ、つなぎ目を重ねて固定し出来上がり。
等間隔にずらしていくのがキレイに仕上げるポイントです。
アボカドハートのトッピングのポイントとは?
ボカドハートは中央にスペースができます。
ミニトマトやチーズ、トーストでは卵を入れたりとお好みの具材をのせます。
具を中央にのせることでハートのつなぎ目部分が隠れるのでおしゃれな見栄えですね♪
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アボカドをピーラーで剥いてシェイブドアボカドにする
シェイブドアボカドとは、アボカドの実をピーラーで薄く剥いて、リボン状にしたものです。
アボカドの硬さは、そのままでは食べると少し固いかな?というくらいです。
ボカドの皮の色が全体に黒くなっていて、少しグリーンが残っているものを選ぶのがポイント。
シェイブドアボカドは、何度も練習でやっていくと上手になるそうですよ ^_^
シェイブドアボカドの作り方
① アボカドは縦半分に切って、種を取り除き皮をむく。
② アボカドの平らな部分を下にしてまな板に置き、縦にピーラーで薄くむいていく。
力加減を上から下まで均等にいれましょう。
シェイブドアボカドのレシピは?
シェイブドアボカドと生ハムを使ってサラダにすると、かわいいですね。
また、小さく切ったチーズと、ミニトマトとシェイブドアボカドを串刺しにすると、お酒のおつまみにも喜ばれますよ。
シェイブドアボカドが薄く切りすぎると、アボカドがどこにあるか分からないくらいになってしまいました 笑
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アボカドの角切りとアボカドを崩さないトッピングやドーナッツ状の切り方の方法とは?
ここでは、3つの切り方の説明をしますね。
- 1.アボカドの角切りの方法
- 2.アボカドを崩さずバラバラにならない切り方
- ドーナッツ状の切り方
完熟したアボカドは、スプーンでえぐって取り出してまな板の上で角切りにする方法と、皮をむかずにマンゴーの切り方のようにする方法があります。
一口サイズの角切りは、色んなレシピに応用がききますから、身につけておきたいですね。
これは、アボカドの角切りを手を極力汚さず作れる方法で、皮が剥き安いので初心者にも簡単にできます。
サンドイッチやチーズバーガーでアボカドを崩さないでトッピングし、食べるときにバラバラにならない切り方があります。
こちらも、知っておくと便利ですよ。
そして、種の形を活かしたアボカドの切り方の説明をします。
皮が黒色より、グリーンが多めの実が硬めなアボカドを選びます。
アボカドの角切りの方法は?
① 縦半分に種に沿ってぐるっと切りこみを入れる。
② 実を両手で持って、ねじるようにして半分に外す。
③ 実に対して、斜めに線が入るように、格子状に切れ目を入れて、下からグッと皮を押し上げます。
ただし身がすこし硬めだったりすると取れにくいので、スプーンを使って取るといいですね。
アボカドを崩さないトッピング方法
① アボカドを1/2か、1/4のサイズにカットし、皮を取ります。
② ヘタがある方を上にして、約1cmくらいの部分から下に切れ目を入れます。
③ 切れ目を入れましたら、上から軽く押しながら横にずらします。
④ お好みの具に挟んで出来上がり。
ドーナッツ状アボカドの切り方
皮がグリーンの実が硬めなアボカドを選びます。
① 皮がついたまま、アボカドを輪切りにしていく。
② アボカドの実が柔らかい場合は、種の部分に差し掛かったら、慎重に種に沿って切りこみを入れて行く。
(アボカドの実が硬ければ省く)
③ 露出した種に包丁の持ち手側の角を突き立てて、ぐりぐりと包丁を回して種をとる。
④ 再び、輪切りにしていき、最後に皮を剥く。
ドーナツ状のアボカドのレシピは?
- 輪切りのままアボカドステーキ
- 真ん中にひき肉やサバ缶をつめたり、トマトをつめたりとアレンジ
- 輪切りアボカドとチーズを交互に挟んで焼くのも人気です。
アボカドをカットした後の保存方法は?
アボカドをアレンジして、残ってしまったときには、レモン水やオリーブオイル、塩水をかけて保存をします。
塩水はしょっぱさがアボカドに残るので、そのアボカドを使うときの献立の味付けは、醤油と練りわさびを使ったレシピにしようと考えます。
切ったあとの保存方法については、こちらの記事を参照してくださいね。
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アボカドの保存方法まとめ!半分に切ったら種は残すの?冷蔵庫と冷凍保存期間は?
おわりに
アボカドはアイディアで色んなアレンジができる食材です。
切り方を身につけると、お料理も楽しく食べる人のテンションもあがりますね。