
安倍晋三首相主催の「桜を見る会」をめぐる、左派野党やメディアの追及が続いています。
内閣記者会加盟報道各社のキャップは、今月20日、都内の中華料理店で、安倍晋三首相と懇談したそうです。
ここでは
- 安倍首相のメディア癒着の連続会食の目的は何か?
- メディアの上層部に対する世間の批判の声
についてお伝えします。
日刊ゲンダイは以下に報じてます。
メディア懐柔なのか、圧力なのか。
疑惑だらけの「桜を見る会」をめぐり、火ダルマになっている安倍首相がマスコミ関係者とハイペースで会食を重ねている。
その数、この1週間で5回。焦りが伝わってくる。日刊ゲンダイより引用
→安倍首相がメディアと連続会食「桜を見る会」大炎上に焦り・公開日:2019/11/23 14:50 更新日:2019/11/25 13:43
目次
桜を見る会・安倍首相のメディア癒着の連続会食の目的は何か?
安倍首相のメディア上層部との連続会食をした事実で
桜の会騒動の真の目的は「改憲潰し」だったのではないかという疑念があるそうです。
夕刊フジでは以下に報道しました。
安倍首相による「桜を見る会」の私物化批判も全てブーメランになった。
鳩山由紀夫政権の「桜を見る会」では、地元の後援会関係者らと記念撮影に28分も充てられていたという。
数百人規模を想像させる。しかも、鳩山氏は「ここに集まっているのは、民主党関係者が苦難に陥ったときも去らずにいてくれた真の友だ」とスピーチし、民主党本部は「桜を見る会を『後援会固め』に使うように」と指示していたことが複数議員の証言や、野田佳彦政権時代の文書で明らかになった。ここまで来ると、旧民主党側がブーメランやウソがばれるのを予測していなかったとは思えない。
倒閣にもつながらず、こんなバカ騒ぎを演じれば、自党側の支持率が下がることも経験から熟知していよう。それにも関わらず、彼らの声高な「安倍たたき」は止まず、左派メディアは、ウソまみれの野党の「追及」を一方的に報じ続けた。
真摯(しんし)に調査報道を重ねたのは産経新聞のみだ。この異常な連係プレーは一体何なのか。
折しも、自民党はようやく改憲に本腰を入れ始め、今国会では、そのために必須の法案である国民投票法改正案の採決をめぐり与野党の折衝が続いていた。
会期とにらみ合わせれば、改正法案の採決期限は21日と目されていた。野党側は、桜の会疑惑の追及を優先すべきだとして、今国会での成立は見送られた。桜の会騒動の真の目的は「改憲潰し」だったのではないか。
もしそうならば、あまりにも悪質という他はない。この人たちはもはや、「反安倍勢力」などではない。
国民投票の機会を、こんなウソまみれの騒動で国民から奪った以上、「国民の敵」と呼ぶ他ないのではないか。夕刊フジより引用
桜を見る会」大騒ぎの真の目的は改憲潰しか 野党&メディアに“ブーメラン”炸裂も 小川榮太郎氏が緊急寄稿・11/25(月) 16:56配信
安倍首相との会食したメディア上層部はだれ?
安倍首相と会食したのは
- フジサンケイグループの日枝久代表
- 読売新聞東京本社の柴田岳常務取締役論説委員長
- 内閣記者会加盟報道各社のキャップと懇談
- オトモダチの桜井よしこ氏・百田尚樹氏・金美齢氏
- 日本経済社の秋山光人特別顧問
だと、報じられています。
日刊ゲンダイの報道は以下です。
首相動静によると、安倍首相は15日、パレスホテル東京の「和田倉」でフジサンケイグループの日枝久代表と会食。
18日は創作和食の「春秋ツギハギ 日比谷」で読売新聞東京本社の柴田岳常務取締役論説委員長、田中隆之取締役編集局長と会合。
20日には中国料理店「上海大飯店」で内閣記者会加盟報道各社のキャップと懇談し
21日は高級フレンチ「オテル・ドゥ・ミクニ」でオトモダチの桜井よしこ氏、百田尚樹氏、金美齢氏らと美食を堪能していた。
22日は焼き鳥の「鳥福」で森元首相、荒井広幸内閣官房参与、日本経済社の秋山光人特別顧問と会食。日刊ゲンダイより引用
→安倍首相がメディアと連続会食「桜を見る会」大炎上に焦り・公開日:2019/11/23 14:50 更新日:2019/11/25 13:43
メディアの上層部に対する世間の批判の声
ツイッターでは以下の批判の声があります。
メディアの役割は権力を監視する事なのに、この国のメディアは権力者に懐柔されている、情けない。
メディアなんて今更信じてない。またか…程度の感想
吉本の時、あれだけ朝から晩まで騒いでたメディア各社…どうした?なぜ騒がない?人様の税金で反社や詐欺グループと飲み会やってる安倍晋三に噛みつかないのか?
メディアなんて今更信じてない。またか…程度の感想。
【安倍晋三】安倍首相がメディアと連続会食「桜を見る会」大炎上に焦り|日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/QVzLUUIfiW
— NEMO (@qJyXNKSvds4Wggs) November 27, 2019
メディアの役割は権力を監視する事なのに、この国のメディアは権力者に懐柔されている。
情け無いの一言だ❗️【安倍晋三】安倍首相がメディアと連続会食「桜を見る会」大炎上に焦り|日刊ゲンダイDIGITAL #SmartNews https://t.co/HkH7W02CXX
— ひろもと (@qBkgWWkxcpbDBAA) November 23, 2019
安倍首相が代表の選挙区支部 「桜を見る会」に旅費支出 完全な違法行為
しかし、検察は動かない、メディアは非難しないし責任を問わない
国民も安倍自民党政権を支持、従って違法だろうと問題なし、責任無用https://t.co/ZK8aFpsiWD— 本気 (@cmonfkprmster) November 27, 2019
安倍晋三は「桜(と桜の刺青)を見る会」に自らの息のかかった人物を呼び、参加者に参加した事(参加する事)をSNS等のメディアで発信させる事によって、参加者に利益を上げさせ、その利益の一部を自らの後援会に献上する仕組みを絶対に作っているね😏 https://t.co/gQCEFzs4Wq
— 毒舌アザラシ (@csVgukPRmPDQ37y) November 27, 2019
吉本の時、あれだけ朝から晩まで騒いでたメディア各社…
どうした?なぜ騒がない?
人様の税金で反社や詐欺グループと飲み会やってる安倍晋三に噛みつかないのか?桜を見る会に反社会勢力、認める 菅氏「結果的に入ったのだろう」 (共同通信) – LINE NEWS https://t.co/QsRJWTa2rH #linenews
— fsc (@pineapple_Ex420) November 26, 2019
メディア関係者のツイート
YAHOO!JAPAN ニュースでは、現場の記者がメディア上層部のあり方について怒りをあらわにしています。
そのツイートも紹介されていました。
今月20日付けの首相動静によると、同日の晩、安倍首相は、都内の中国料理店で内閣記者会加盟報道各社のキャップと懇談したことが報じられ
「桜を見る会」の件で安倍首相への批判が強まっている中でのこの懇談会。
何故このタイミングで会食なのか?
この事実は、『桜を見る会』と同じくらい問題じゃないのか?とネットでも批判されている。
新聞労連の南彰委員長も
「市民に信頼される報道を目指して頑張っている記者の心を折れさせていくメディアの上層部の意識って何なんだ」と憤りをあらわにしたそうです。
全国の記者からやり場のない怒りの連絡が1日中押し寄せる。政治部記者からも。悔し涙を流す人もいる。
この懇談は市民とメディアの間をまたもや引き裂いた。
市民に信頼される報道を目指して頑張っている記者の心を折れさせていくメディアの上層部の意識って何なんだ。#私たちこのままでいいんですか https://t.co/gN6jVsCA62— 南 彰 / MINAMI Akira (@MINAMIAKIRA55) November 21, 2019
米紙ニューヨーク・タイムスの元東京支局長で、ジャーナリストのマーティン・ファクラー氏のツイート
信じられない。桜を見る会が批判されている最中に、内閣記者クラブのキャップ(リーダー的な記者)が今夜、安倍総理と会食したそうである。メディアの信頼性を考えていないよね。
「午後6時39分(略)中国料理店「上海大飯店」で内閣記者会加盟報道各社のキャップと懇談。」 https://t.co/E6Mq35dPVH
— Martin Fackler (@martfack) November 21, 2019
ツイッターの声は、メディアと政治癒着はありえないのに日本のメディア上層部に不信の声があがっています。
海外のメディアは、政治取材の場において相手方から出されたお茶の一杯も口にしないと聞きます
本当にこの国のメディアの幹部は異常ですね・・・喜々として尻尾を振りながら食事会に応じるとは本当に情けない限りです
東京新聞の望月衣塑子記者も、「『首相は何も悪くない。一体何が問題なのか』と首相を持ち上げる記者もいたとか」「現場が取材で奮闘してる最中に一体何をしてるのか」とツイート。
この官邸キャップとの懇談の場で #安倍首相 に対し、きちんと会見を開き #桜を見る会 の説明責任を果たすべきでは、と問い質した記者は1人もいなかったという。中には「首相は何も悪くない。一体何が問題なのか」と首相を持ち上げる記者もいたとか
現場が取材で奮闘してる最中に一体何をしてるのか https://t.co/PyJSMhMZ1x
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) November 23, 2019
参考サイト:
YAHOO!JAPAN ニュースより引用
→安倍政権とメディア幹部の「癒着」に怒り、記者達から非難轟々ー新聞労連・南彰委員長が報告・11/28(木) 12:09
デビット・ケイ国連特別報告者の声
デビット・ゲイ国連特別報告者は
政府指導者とメディア幹部の間の不適切な緊密性」が、日本の報道の自由を妨げる、特有かつ深刻な問題であると言及しています。
訪問中に特別報告者が面会した多くのジャーナリストは,
報道を政府の政策上の意向に合わせるための政府による干渉があり
またそれが(メディア)経営により助長されている旨説明した。
特別報告者は,政府指導者とメディア幹部の間の不適切な緊密性についての不満の声を聞いた。インターネットにおける自由への日本のコミットメントは
日本の法律及び組織がいかに検閲を防止し
情報への広いアクセスを促進すべく機能しているかを明らかにするものとなっている。しかしながら特別報告者は
訪問中に収集された情報及び政府関係者や市民社会の関係者との幅広い意見交換に基づき
日本政府に対し、デジタル環境を超えて表現の自由を強化する方策をとるよう強く要請する。特に,本報告書では,日本政府が
本報告書において説明される様々な種類の脅威下にあるメディアの独立と
情報へのアクセスを促進するとともに、日本における表現の自由の環境を改善するための
その他の具体的な方策を採用することを可能にするような勧告的措置に焦点を当てる。
デビッド・ケイ「表現の自由」国連特別報告者 訪日報告書 より引用
※言論及び表現の自由の権利の促進・保護に関する特別報告者は
2016年4月12日から19日まで日本を公式訪問した。
デイヴィッド・ケイの経歴
カリフォルニア州ロサンゼルス出身。
1990年:カリフォルニア大学バークレー校法学部卒業。
アメリカ合衆国の法学者、カリフォルニア大学アーバイン校教授
1992年の上半期、国際人権局特別特派員として、旧ソ連のモスクワ、ドゥシャンベ、アルマトイ、ビシュケク、タシケントで前政権と比較し
変化する政治制度影響の調査、分析、報告を担当。
2014年8月:
国際連合の言論の自由・表現の自由に関する国連特別報告者の任に就いている。
まとめ
- 安倍首相のメディア癒着の連続会食の目的は何か?
- メディアの上層部に対する世間の批判の声
についてお伝えしました。